「給料日前なのに手元に現金がない」
「急な冠婚葬祭で現金が必要になってしまった」
そんな時に便利なのがAmazonギフト券の現金化です!
Amazonギフト券の現金化は、クレジットカードでAmazonギフト券を購入し、専門の買取業者に依頼をするだけ。
即日、高い換金率で現金が受け取れますよ。
しかし、Amazonギフト券を現金化することは違法行為ではないか?と不安になっている人もいることでしょう。
結論から言うとAmazonギフト券を現金化する行為は違法ではありません!
しかし、Amazonの規約違反にはなるため、安全に利用するには注意が必要です。
今回はAmazonギフト券の現金化について、違法でないことを裏付ける法律と、現金化をする際に考えられる身近なリスクについて説明していきます。
この記事を最後まで読んで、安全かつ安心して現金化をしてください。
なぜAmazonギフト券を現金化することは違法ではないのか
早速ですが、Amazonギフト券を現金化する行為が違法でない根拠を説明していきます。
この2つの法律について知っておけば大丈夫!
少額な現金化は「資金決済法」の対象外
資金決済法はその名の通り「決済」に関する法律です。
Amazonギフト券はこの法律では「前払い式決済手段」というものに該当し、第2章部分に細かなことが記されています。
特に注目したいのは第20条!そこにはこんな一文があります。
第二十条 前払式支払手段発行者は、次の各号のいずれかに該当するときは、前払式支払手段の保有者に、当該前払式支払手段の残高として内閣府令で定める額を払い戻さなければならない。
…
5 前払式支払手段発行者は、第一項各号に掲げる場合を除き、その発行する前払式支払手段について、保有者に払戻しをしてはならない。ただし、払戻金額が少額である場合その他の前払式支払手段の発行の業務の健全な運営に支障が生ずるおそれがない場合として内閣府令で定める場合は、この限りでない。「e-Gov法令検索」より引用
これによると「前払い式決済手段」は保有者に払戻をしてはいけないと定められています。
つまり、Amazonギフト券を購入した人からそのギフト券を引き取り、購入分の金額を払い戻してはいけないということです。
「ほら!やっぱり現金化は違法じゃないか!」と思ってしまうかと思いますが、再度この部分に注目してみて下さい。
第二十条
…
5…ただし、払戻金額が少額である場合その他の前払式支払手段の発行の業務の健全な運営に支障が生ずるおそれがない場合として内閣府令で定める場合は、この限りでない。「e-Gov法令検索」より引用
これによると払戻金額が少額になる場合には、払い戻しをしても構わないという内容が記されています。
数万円程度の現金化であれば少額とはみなされますので、「給料日前に少しお金が足りない」等の理由での現金化は基本的に払い戻しの対象になると考えて問題ないでしょう。
また、利用者のやむを得ない事情により前払式支払手段の利用が著しく困難となった場合にも、払い戻しをすることができます。
「やむを得ない事情」の定義が難しいところですが、例えば
自分もAmazonで買い物をするつもりがなく、このままではもったいないので現金にした。
等の理由であれば払い戻しをしてもらうには十分な理由であるといえるでしょう。
利益の出ない換金は「古物営業法」の対象外
どちらかというと注意しなくてはいけないのは、もう一方の「古物営業法」の方です。
「古物営業法」は中古品の買取に関する法律で、Amazonギフト券を現金化する際には専門の業者に買取をしてもらう方法が最も一般的なので、この法律が関わってくることになります。
(許可)
第三条 前条第二項第一号又は第二号に掲げる営業を営もうとする者は、都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)の許可を受けなければならない。(許可の基準)
第四条 公安委員会は、前条の規定による許可を受けようとする者が次の各号のいずれかに該当する場合においては、許可をしてはならない。…「e-Gov法令検索」より引用
この法律は、中古品を買い取る古物営業を継続的に行う場合には、しっかり許可を取ってね!という内容になっています。
一見するとわざわざ許可を取らないとAmazonギフト券を買い取りに出すことはできないかのように思われます。
しかし、ここでいう古物営業というのは「利益を得る目的がある行為」のことを指します。
例えば10,000円のAmazonギフト券を買い取りに出したとしても、8,500円~9,000円程度の買取が相場になります。
これは結果的には1,500~1,000円程度損をするということになるので、「利益を得る目的がある行為」とはなりませんね。
そのため、「Amazonギフト券を買い取りに出して現金化をする」という行為は古物営業法の対象外となります。
また、この法律が取り締まっているのは実態のあるものです。
Eメールタイプ等の実際のものがなく、電子コードのみのAmazonギフト券にはそもそもこの法律が適用されません。
注意が必要なのは、コンビニで売っているようなカードタイプのAmazonギフト券を、額面よりも高い金額で買い取ってもらう場合のみです。
Amazonの規約違反ではあるので注意
1点注意していただきたいのは、法律をおかしてはいないが、Amazon運営が設けている利用規約には違反している点です。
Amazonギフトカード細則には
法律で要求されている範囲を除き、ギフトカードに金額を補充すること、ギフトカードを再販売その他対価をもって譲渡すること、ギフトカードを未承認の商用目的(例えば、再販売または在庫調達)で使用すること、換金することまたは他のアカウントで使用すること、その他Amazonギフトカードに関する制限および禁止行為において禁止されている方法により使用することはできません。アマゾンサイトのアカウントに登録されたギフトカードの未使用残高は譲渡できません。
「Amazonギフトカード細則」より引用
と書かれていて、Amazonギフト券を換金することは禁止としています。
クレジットカードを利用して高額なAmazonギフト券を高頻度で購入すると、運営に現金化の疑いがかけられやすくなります。
例えば10万円分のギフト券を現金化目的で購入する際には、10万円のギフト券を1枚で購入するのではなく、1万円のギフト券を10枚購入して、1枚当たりの金額を少なくする等の配慮をする方がいいでしょう。
また、購入する頻度についても月に2.3回程度に抑えたほうが現金化の疑いをかけられずに済みます。
Amazonギフト券を現金化していることが運営にばれてしまった場合は、ペナルティがあたえられるので注意が必要ですよ。
ギフト券の現金化がAmazon運営にバレた場合
では、Amazon運営にギフト券の現金化がばれてしまった場合どのようなペナルティが与えられてしまうのでしょうか。
ここでは実際によく与えられてしまうペナルティを2つ紹介していきます。
Amazonアカウントが停止となる
いつも通りAmazonで買い物をしようと思ったら、ログインができない!
これはAmazonアカウントが利用停止になった可能性が高いです。
アカウントが停止となった時点で、以下のような対処がされます。
- 発送がされていない商品はすべて注文キャンセル
- Amazonプライム会員になっていた場合は退会、購入した映像作品や音楽、本が閲覧不可
- 自宅のアレクサに登録されてるアカウントも自動的に解除
仕方ないから、また新しくアカウントを作ろうと思っても
・氏名
・電話番号
・メールアドレス
・住所
・IPアドレス
がブラックリストに入ってしまっている可能性があるため、同じ情報でアカウントを作るのは難しい場合が多いです。
購入したAmazonギフト券が無効化される
アカウント停止も十分痛いペナルティではありますが、それよりも痛いのが「購入したAmazonギフト券が無効化される」ことです。
運営に現金化を疑われてしまったAmazonギフト券が稀に「無効化」されることがあります。
無効化されたギフト券は残高がなくなってしまい、返金等の措置がとれらることもありません。
つまりAmazon運営にギフト券がまるごと没収されてしまうのです…。
カスタマーセンターへ問い合わせをしても、返金されたり、ギフト券が使えるようになったという話しも聞いたことはありません。
できる限り安全にAmazonギフト券を現金化する方法
上記を読んで、現金がなくて困ってはいるけれど、ペナルティがあるならAmazonギフト券を現金化するのはやめておこうかな…。と不安になってしまったかもしれません。
しかし安心してください!
安全な方法で現金化するのであれば、運営にばれてしまうようなことも少ないですし、もちろん違法行為になるようなこともありません。
ここからは、安全にAmazonギフト券を現金化する方法について解説していきます。
個人で現金化する場合
個人でAmazonギフトを現金化するには、クレジットカードで購入したAmazonギフト券を自分で売買サイトに出品する必要があります。
しかし、メルカリなどのフリマサイトではAmazonギフト券の出品が禁止されており、厳しく取り締まりもされています。
ここで便利なのが電子ギフト券専用の売買サイトです。
電子ギフト券専用の売買サイトでは、ギフト券を売りたい人と買いたい人が、運営を介して取引することができます。
もちろん実際の額面よりも高い金額で販売することは禁止されているので、法律違反になることもありません。
ただし個人でギフト券を売る場合には売りやすい金額に設定したり、購入者とやり取りをする必要があります。
有名なサイトは以下の2つで、こちらは運営歴も長いサイトになっているのでトラブルが起きる心配もありません。
どちらも無料で会員登録をすることで利用できるようになります。
不要なギフト券を自分の好きな金額に設定して販売することができ、購入されるとアカウント内に売上金がたまっていきます。
あとは好きなタイミングで、登録した自分名義の銀行口座に出金申請することができます。
万が一販売したギフト券が使用済みのものであった場合でも、運営に返金措置を依頼できます。
専門の買取業者に依頼する場合
面倒な手続きなく、確実に即日現金化をしたいなら専門の買取業者に依頼をするのがいいでしょう。
調べてみるとギフトコードをもらったら振り込みをしない悪徳業者も存在するという口コミが出てきますが、昨今そのような業者は淘汰されていてほぼいなくなり、優良なサイトばかりになっているので安心して利用することができますよ。
身分証とAmazonギフト券、現金を振り込んでもらうための口座があれば誰でも利用できるので、非常に便利です(未成年は利用できません)。
安全なAmazonギフト券買取サイトを選ぶためには
買取業者は優良なサイトばかりと説明しましたが、それでも不安という方のためにより安全な買取サイトを選ぶためにチェックするべき項目を説明します。
チェック項目は主に3点です。
運営会社に注目
サイト内の会社概要に書いてある運営会社が実際に存在する会社なのかをGoogleマップなどで調べてみましょう。
悪徳な業者は、でたらめな会社名や住所にしている場合が多いです。
また、サイト内に会社概要のページ自体がない場合は、利用するのを避けた方がいいでしょう。
複数のランキングサイトをチェック
Amazonギフト券買取業者を紹介しているランキングサイトや、口コミサイトをよく確認しましょう。
そこで優良店として多く名前があがっているサイトは、まず安全なサイトと思っていいでしょう。
買取率がいくら高くても、口コミや使ってみたリポート見かけないサイトは利用するのを控えたほうがいいでしょう。
高すぎる買取率を掲げて、集客する悪徳業者もあるので注意が必要です。
実際に電話をかけてみる
サイト型の買取業者を利用する場合、どんな人が対応してくれているのかわからない、と不安になる事もあると思います。
ほとんどの優良店では24時間365日メールや電話での対応を受け付けているため、不安な場合は利用前に電話をしてみるのも1つの手でしょう。
例えば
- 「今から1万円のAmazonギフト券を買い取りに出そうと思っているのですが、買取金額はいくらになりますか?」
- 「今から申し込んだら大体どのくらいの時間で振り込みされますか?」
と確認してみてください。
実際にオペレーターと話してみて、気分を害するような対応をしてくる業者は利用しない方がいいです。
優しく説明をしてくれたり、丁寧な対応をしてくれた業者を利用しましょう。
Amazonギフト券の現金化は違法なのかまとめ
今回はAmazonギフト券を現金化することは違法なのかについて説明していきました。
・購入者は資金決済法の対象ではない
・利益の出ない現金化は古物営業法の対象ではない
以上の2点からAmazonギフト券を現金化することは違法ではありません。
ただしAmazonの利用規約違反にはなってしまうので、高額購入に気を付けつつ
- 電子ギフト券専用の売買サイト
- 優良の買取業者
を利用して安全に現金化して下さい。