「クレジットカード現金化をしているが、自己破産できる？」
「クレジットカード現金化をしていてもできる債務整理は？」
こんにちは！元現金化業者のシロクマです！
今日のテーマは「クレジットカード現金化は、免責不許可になるのか？」だ。
クレジットカード現金化をすると自己破産時は不利になるが、それでも免責される（認められる）方法はあるんだ。
俺も借金を抱えた友達の相談を受けて、実際に弁護士と話したこともあるから、今日の記事はかなり参考になるはずだ。
ただし、やっぱりその人の状況によっていろいろと変わってくることはあるだろうから、今日の記事を読んだあと、たしかなことは弁護士などに相談してみてくれ！
では、免責される条件と、クレジットカード現金化で自己破産するときのポイントについて解説していく。
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クレジットカード現金化は免責不許可で自己破産が認められない？
「クレジットカード現金化をしてしまうと免責不許可となり、自己破産が認められないのか？」
結論から言うと、条件に当てはまれば自己破産が認められるが、難しい場合もある。
この問題について次の2つの観点からみていこう。
- 免責の条件
-
破産法252条1項2号の条件
借金返済義務がなくなる免責の条件とは？
自己破産をすると借金返済義務はなくなるが、認めてもらうには条件がある。
条件は、以下の3点だ！
- 支払いができない
- 借金の理由が正当
- 税金などの非免責債権ではない
債務者が支払いできないとは、
- 借金返済のための財産や貯蓄がない
- 働けない
- 将来的に返済の見込みがない
ことを意味する。
支払いができないかどうかは、裁判所が書類や面談をして判断するんだ。
自分の判断で免責されるわけではないぞ。
正当な借金とは、
- 賠償責任の額が払えない
- 連帯保証人になってしまい全額返済が難しい
などだ。
浪費癖やギャンブルなどで借金が返せなくなっても、自己破産できないんだぞ。
非免責債権とは、自己破産後も払う必要のある債権であり、以下のものがある。
- 税金や罰金
- 保険料
- 悪意で招いた損害賠償請求
- 養育費や婚姻費用
上記に当てはまるものは、自己破産の免責要件にならないから気をつけてくれ！
クレジットカード現金化は破産法252条1項2号に該当
クレジットカード現金化をすると、破産法252条1項2号に該当し、自己破産が認められない場合がある。
破産法252条1項1号とは、免責不許可事由について定められている法律。
破産法252条1項2号では、下記の項目を認めないんだ。
- 破産申立て前に、経済的信用に関わる情報に嘘をついて、クレジットカードで買い物をしたこと
- ローンやクレジットカードで商品を買い、その商品を売ってお金に変えたこと
- 浪費やギャンブルなどで借金をしたこと
破産法252条1項2号において、クレジットカードの現金化は免責が認められない可能性が高い。
クレジットカード現金化！自己破産を認めてもらう方法
クレジットカード現金化は、免責不許可に該当するから自己破産が認められないことがあるが、次の3つの方法を試すと認められることもあるぞ。
- 弁護士に依頼する
- 自己破産時にクレジットカード現金化したことを伝える
- 裁量免責を受ける
自己破産の法律に詳しい弁護士に依頼する
クレジットカード現金化をして、自己破産したいときは弁護士の利用をおすすめする。
自己破産の手続きは、法律の知識が必要で個人でやるには負担が重いからだ。
弁護士に依頼すれば、免責の面談でどのように話せば有利かも教えてくれるぞ。
弁護士を利用するデメリットは、相談料や手続きの費用がかかることだ。
破産手続きは、約20万円が相場。
だが、自己破産をして、借金をチャラにできるから活用するのはアリだな。
自己破産の時にクレジットカード現金化したことを伝える
自己破産時で免責を受けたいなら、クレジットカード現金化をしたことを隠さず伝えること。
自己破産の審査では、書類や面談でクレジットカードの利用履歴などを徹底的に調べられる。
隠そうとしても確実にバレるぞ。
調査の前に、自分からクレジットカード現金化利用について話すと信用され、免責できる確率が高まるんだ。
裁量免責を受ける
免責不許可事項に該当しても裁量免責を利用すると、自己破産ができるんだ。
裁量免責とは、裁判所が債務者の債務内容などを総合的に判断して、免責不許可事由に該当しても免責されること。
具体的には、以下の点が裁量免責で判断される。
- 免責不許可事由の程度
- 協力的な姿勢
- 更生する可能性があるか
免責不許可事由の程度は、ギャンブルなどの借金が膨大な額になっていないかだな。
また、協力的な姿勢を見せて、将来的に借金をせずに更生できるかも判断される。
自己破産のデメリットとは？
自己破産ができるといっても、借金がなくなるというメリットばかりではない。
デメリットもあるから、自己破産をするなら慎重に考えてくれよな。
ブラックリストに載る
「ブラックリストに載る」とは、信用情報機関に事故情報が載ること。
ブラックリストに載ると下記のデメリットがあるんだ。
- クレジットカードを作れない
- 家などのローンを組めない
- 現在使用しているクレジットカードやデビットカードが使えない
ブラックリストに載ってしまうと、5年間は情報が残ってしまう。
5年もクレジットカードが使えないと、その間クレジットカード現金化もできないぞ。
生活必需品以外の財産差し押さえ
自己破産をしてしまうと、財産が差し押さえられてしまう。
借金をチャラにできる代わりに大事な財産が没収されてしまうんだな。
大事な宝石や時計などは、差押えの対象になるぞ。
ちなみに、生活に必要なお金や車などは没収されないし、価値が20万円以下のものも差し押さえられない。
しかし、生活できる最低限のものしか残らなくなるから注意してくれ。
官報に広告が載る
自己破産をすると、官報広告の破産情報に載るんだ。
官報広告とは、政府が出している広報誌のことだ。
官報広告の目的は、借金などの利害関係者に伝えること。
インターネットで誰でも見れるから、自己破産したことが他人にバレる可能性があるんだ。
しかし、そもそも官報広告を見ている人は少ないし、官報広告には他の広告も記載されているから、バレる可能性は低い。
また、閲覧無料は30日の制限もあるから、そこまで心配する必要はないんだ。
自己破産しないための方法とは？
自己破産は、借金がチャラになるがデメリットもある。
だから、自己破産以外の方法や、債務整理に陥らない方法についても解説しよう。
個人再生
自己破産をする前に、個人再生という方法も検討してみよう。
個人再生とは、裁判所に再生認可決定を受けて、借金を大幅に減額してもらうこと。
具体的には、借金が5分の1から全額免除になる。
個人再生をすると、減額された借金を３年から５年かけて支払うことになるんだ。
個人再生のメリットは、次の2つ。
- 住宅ローン特例で自宅を残せる
- ローン支払い済みであれば車を残せる
本人が所有していて居住している住宅なら、ローンの支払いを続けることにより残せるんだ。
デメリットは、以下のとおり。
- ５年から10年借入ができない
- 返済見込みがないと利用できない
個人再生については、こちらの記事も参考になるぞ。
任意整理
自己破産の代わりに、任意整理という手段もある。
任意整理とは、債権者（クレジットカード会社）と返済計画について相談して、借金を無理なく返せるようにする方法。
将来の利息を減額または免除して、遅延損害金をカットすることが多いんだ。
家などの財産を残せて、任意整理する借金を選べるメリットがあるぞ。
ただし、債権者（クレジットカード会社）との和解交渉に失敗することもあることは覚えておいてくれ。
クレジットカード現金化業者を利用して安全に行う
自己破産しないためには、計画的に安心できる現金化業者を利用する方法がある。
計画的な現金化や安全な方法で行えば、そもそも自己破産することもクレジットカード会社にばれることもない。
自分で現金化すると換金率が低く、想定していた現金が得られないことがある。
また悪徳な現金化業者に引っかかると、莫大な手数料を取られることも。
悪徳業者を見破る方法はこちらも参考にしてくれ。
安心安全な現金化業者2選！
自己破産しないためには、安心できる現金化業者を利用して安全な取引をすること。
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まとめ
クレジットカード現金化をすると、自己破産時に不利になるが、必ずしも免責不許可事由になるわけではない。
自己破産するための方法は、以下の通り。
- 自己破産に詳しい弁護士に依頼
- クレジットカード現金化したことを正直に伝える
- 裁量免責を受ける
また、自己破産以外の方法も検討してみてくれ。
- 個人再生
- 任意整理
- クレジットカード現金化業者を利用
自己破産は、あくまで最後の手段だから現金化業者を利用して、計画的に現金化してくれよな。
